歯周病は、直すべき『病気』です
歯周病になると、歯ぐきの先端がはがれ、歯ぐきが腫れて血が出ます。歯ぐきの先端がはがれると、歯と歯ぐきの間にすき間ができますが、このすき間を「歯周ポケット」と呼びます。この「歯周ポケット」の深さが歯周病の進行ぐあいをしめします。
28本の歯に5mmの歯周ポケットができたとすると、その面積は手のひらと同じくらいで、出血の量は1日におちょこ1杯分程度の量になります。毎日継続して歯周病菌が混ざった血液を飲み続けると、歯周病を原因とするさまざまな疾患の原因となります。
歯周病は静かに進行します
予防と治療には、歯科医院での継続的なメンテナンスが必要です。
ポイント1
現在の状態、リスクを知る
検査を行い患者さんひとりひとりの現状、歯周病進行のリスク因子を理解して頂くこと
ポイント2
ホームケアの指導を受ける
状態に応じた適切なケアの指導を受け、フロスや歯間ブラシを取り入れたホームケアを毎日継続して行えるようになること
ポイント3
細菌をコントロールする
歯周病の原因は、細菌のかたまりである「バイオフィルム」。それらの除去を適切に行い、お口の中の環境を整えること。
ポイント4
継続的なメインテナンス
リスク部位が発症しないようにお口の環境を確認しながら、適切な対応をしていくこと。